なぜ姿勢が崩れるのか・・・(1例)

人は社会的ストレスや自然環境などの外部から刺激を受け続けて生きています。それを防御するために身体を無意識的に力を入れて守っていることをご存知ですか?

本当にそんなことをしているの?って思うかもしれませんが、何かに集中している時は無意識に身構えていることが多いのです。

 

例えば、

・歯を食いしばっている方

・顔を前や右に傾けて首に力を入れている方

・肩に力を入れて肩をすくめる方

・背中に力を入れて胸を張っている方

・お腹に力を入れて身体をすくめる方

・呼吸を止めて肋骨を固定している方 など

様々な力の入れ方をして身体を守るため無意識に身構えています。

一時的にそれをするのであれば何の問題もありませんが、それが頻繁になってくると力を抜くことを忘れ、リラックスして良い時でもずっと力が入っている状態に陥ります。

 

それが数年続くとどうなるでしょうか?

身体は無意識に力を入れている方向に歪んでいき、重力はその方向に身体を押す役割をしてより歪みを促進し、それに対抗して身体は倒れないようにするために歪んだところだけではなく様々なところを固めてしまいます。

 

そうしないと右に歪んだ人は力を抜くと右に倒れてしまいます。

しかし身体が倒れた状態で歩いている方なんて見たこと無いですよね。

右に倒れないよう無意識に全身に力を入れて硬い棒のようにして支えているのです。

身体を棒のように固めていると身体の中にある筋肉、筋膜、内臓、血管、神経、骨、皮膚などのすべてが収縮と弛緩の量が少なくなり、まるで使わず置いてあったゴムのように固まり、モロクなっていくのです。

 

無意識のうちに身体に起こっていることなので気づかれていない方が多いのですが、それをほっておくと歪みがきつくなっていき身体をより固めることで、肩こりや、腰痛、そして様々な不調として身体は信号を出していきます。

 

このように肩こりや腰痛、身体の不調による信号よりも、もっと早く身体の制限(身体を固める動作)に気づくことが出来るようになれれば、今もっている身体の様々な問題を解決することが出来るとは思いませんか!

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